中川隆雄の悲喜交々

055 : ENDLESS / 安全地帯

安全地帯はこのライブ盤がきっかけで大好きになった。

例によって弟のカセットテープを拝借。

玉置浩二の絶対音程を外さない歌、随所に入るオカズがものすごくカッコいいドラム、「ギター二本でようこんだけコード感出せるなぁ」とただただ感心させられたギタリストのお二方、バンドがデビューするにはそれなりの技術と努力が必要なんやと思い知った。

曲もこのアルバムに関してはほとんど空で歌えるほど聴きました。
柄にもなく(笑)

そういえば、キャンディーホールに一度ライブしに来て、その時の録音テープがキャンディーの事務所にあった。
ラインで録音されててMCなんかもおもしろかった。
「こんな狭い場所に不自然な姿勢でいるみなさん」って言うてはった。
でもなぜかバックの音がスカスカしてて「ん?」と思った。

以上逸話その一。

逸話その二。

それからスターレスに加入して他のバンドとも色々交流があった時代、ソフィアのドラムのホッカと、PAMのギターのまさひろと自分と三人で(なんでその三人が連れだって行くことになったかの経緯は全く不明)今は亡き大阪球場にライブを観に行った。

動かないメリーゴーランドとかピエロのテントとか遊園地仕様のステージセット。

このライブ盤「ENDLESS」とかなりかぶっていた選曲だったのでノリノリの僕たち(笑)。

確か「碧い瞳のエリス」が新曲で発表された。

「あの曲めっちゃよかったやんなぁ?」とホッカが自分に訊くので「ドナドナみたいやな」と返した。

んでコンサート終了後、「女性の方にだけプレゼントがございます!」というアナウンスが流れて「なんで俺ら男にプレゼント無いねん!もらいに行こうぜ!」と三人でプレゼント配布場所にならんだ。

係員に「あのー女性限定ですけど?」と咎められたが無視。

んで並んでもらったものが……。

生理用品でした(笑)

この後の三枚組のⅤはパス、月に濡れた二人、夢の都、太陽(これね、パチンコの景品でもらった)どのアルバムにも「ちょっとしんどいな」と思う曲はあったけど「これめっちゃ好き!」って曲は必ず4、5曲はあった。

アレンジがどんどん大がかりになり 再び観に行った(この時はアリアのモニターの関係で無料)大阪城ホールではホーンやコーラス、キーボード二人と大編成で、そりゃーゴージャズな音。

でも遠目に見ても肩パッドでかすぎやろって思った。

再結成してからの玉置さんの唄い方にちょっと抵抗はあったけど、現役で何ら違和感の無いバンドにただただ敬服。

バンドはこうでなかったらアカンと、安全地帯を聴くたびに思う。

2015/04/12