011 : オペラ座の夜 / QUEEN

確か発売当日に三光堂に走った。
おまけにダンキンドーナツの何かクリームのつまったヤツを。

んで早速針を落としてワクワク。
プチプチノイズの後のピアノのアルペジオ、ガンガーン、チョイーチョイーと入るギターに「やはり！」期待通りの音。

二曲目はヨーロッパ人丸出しで日本人には真似できないセンスを感じた。

次ぐロジャーの曲もジョンの曲も良いじゃないか！ひっくり返してB面。

「お、オウガバトルパート２か？」的なSEとブライトンロックでの手法をボーカルに変えたセクションも気に入った。

見開きジャケットにドーナツの粉が落ちても気にせず最後、正確にはボヘミアンラプソディーの終わりまで聞いた。

明るめの曲が多いのが気になったがアメリカ人の陽気な明るさではなく、イギリスの空のつかの間の青空的な明るさゆえに個人的には許せた。

全体を通して「シアーハートアタック」の何曲か、「 II 」の何曲かを大きく発展させた曲が多いイメージ。

アーティストは過去を引きずっていては前に進めないことはビートルズが実証した。
そしてこのクイーンは、前も後ろも自分たちの美学で貫けば統一されることを実証した。
かっこ良くて涙が出そうだった。

イギリス国歌をBGMに、ドーナツ片手に感動でうれし泣きしそうな日本の一人の高校生。
このアルバムは感動した！
しかしながらやはり個人的には「 II 」が最高だと思う。絶対に！

その後の来日で、このクイーンが初のロックコンサート体験になった。
確か一曲目がボヘミアンラプソディー。
ガリレオ部分がSEで流れてプロモビデオと同じフレディーのシルエットが映し出された。

ロックセクションからの生演奏に鳥肌。
大好きな「 II 」の曲もわんさか。
中でもホワイトクイーンが印象に残ってる。

蛇足ついでに、初めての記念すべきコンサートを是非ともカセットに録音しようとして大きめのデッキを、アディダスのスポーツバックに入れて堂々と入ろうとしたら見事に没収(笑)。
そんなん、知らんし(笑)。

だから暗がりの中、様々な印象的なことをちっちゃいメモに必死に書いた。そのメモがちっちゃ過ぎてどこ行ったかわからんようになったのが未だに悔やまれる。

2014/03/22