047 : 氷の世界 / 井上 陽水

前作の後に買った、とにかくハマったアルバム。

のっけからかっこいい、「あかずの踏切」のロックバージョン。

前作で暗いバージョン（ブルース進行！）をいやほど聴いていたが、同じ歌詞でこんなにも垢抜けた曲に仕上げたプロデューサー星勝さんの手腕に圧倒される。

「帰れない二人」は珠玉の名曲。

「チエちゃん」の悲しい明るさが大好き。

「小春おばさん」のどっぷりした暗さ、「桜三月散歩道」の軽快な暗さ、「待ちぼうけ」のディミニッシュの使い方、「FUN」、「自己嫌悪」の歌詞の世界観、「おやすみ」と、とにかく捨て曲がない。

日本初のミリオンセラーになったのも頷ける。

アングラのフォークを一線級にのし上げたのは紛れもなくこの人。

以後、二色の独楽、招待状の無いショーまでハマりまくる。

それ以降ももちろん。

2015/01/25