中川隆雄の悲喜交々

038 : マイケルシェンカー / 神

これは弟のアルバム。

この時期は一人暮らししていてお金が無かったのでLPは全部弟が買っていた。

現役のプロギタリストI君が大学時代から、マイケルシェンカーのギタープレイに心酔していて何枚かUFOのアルバムも借りては聴いてみたが曲がおもろなかったのでギターに興味行くまでに至らず認識も甘かった。

唯一「ONLY YOU CAN ROCK ME」のギターソロは唄っていたのでコピーしたけど。

UFOもボーカルが受け付けなかったな。

顔も嫌い。

んで、そのUFO辞めてしばらくしてからのソロアルバム。

プロデュースはロジャグロ(コイツどこでも出てきよるな)。

一曲目の『ARMED AND READY』のリフのかっこよさとソロの速さ(ソロ終わりはイマイチと思いません?)

二曲目の『CRY FOR THE NATION』他諸々かっこ良かった!

でも極めつけは『INTO THE AREANA』やろ。

我々世代のギタリストたちは絶対にコピーしたと思う。

とにかく曲の構成がかっこヨロシ。

高校時代の友人のギタリスト(前述の友人とは別のヤツ)がそれまでリッチー狂いやったのに、このアルバム発売直後にフライングV買って、それをシラっと見た記憶があるな。

「お前、ホンマ、ポリシーのかけらもないよな」って言うたった。

もちろん自分のバンドでも即レパートリー化。

ベース担当がシンセまでやってくれた。

最後の美味しい部分はもちろんわたくし(笑)。

あとこのアルバムの静かなインストのビジョー何とか(タイトル忘れた)も好きやったな。

この後、マイケルは完全にバンド体制を整えていくのだが、それが逆に大人しく聴こえたのは私だけだろうか?でも、このアルバムだけは大好きだ。

」一人暮らししていたときのわびしい食事を思い出すけど。

2014/11/08